国際ゴルフ連盟と東京五輪米国代表は25日、昨年の全米オープン王者で世界ランク6位のブライソン・デシャンボー(27)=米国=が米国から日本へと出発する際の新型コロナウイルス検査で陽性となり、東京五輪代表から離脱したことを発表した。
18年マスターズ王者で世界ランク13位のパトリック・リード(30)=米国=が代わりに出場するという。リードは、16年リオデジャネイロ五輪(11位)に続く2大会連続出場となる。
圧倒的な飛距離を武器に、東京五輪のメダル候補に挙げられていたデシャンボーは「五輪に米国代表として出場できないことに非常に失望しています。来週の東京での米国代表の幸運を祈っています。今は健康になることに集中し、また競技に戻ることを楽しみにしています」などとコメントを米国代表チームを通じて発表した。
また、リードは「東京五輪米国代表の一員となる機会を得て、とても興奮しています。ブライソンの無事を願っています。彼がどれだけ失望しているのかを理解しています。ベストを尽くして、米国のために最善を尽くします」とコメントした。
リードは埼玉・霞ケ関CCで、29日に始まる第1ラウンドに間に合うように来日する予定という。