2017、2018年にゴルフ世界ジュニアを連覇し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(9)が29日(日本時間30日)、ジュニアゴルフメジャーのひとつ、キッズ世界選手権(米ノースカロライナ州パインハースト)9歳女子の部(1905ヤード、パー36)第1ラウンドで、4バーディー、2ボギーの34で回り、首位タイの絶好スタートを切った。「きょうは9歳の中で世界で一番、飛距離がある選手と同組でした。その中で、日本の繊細なゴルフがアメリカの豪快なゴルフに引けを取らないことを証明できたと思います」と弥勒は堂々と話した。
今大会は、予選を勝ち上がった世界約50か国の選手が参加。9歳女子の部は81人が出場し、1日9ホール、3日間計27ホールで争われる。
強気なプレーと発言が持ち味の弥勒は「今、日本では東京五輪が盛り上がっています。私は2032年のブリスベン五輪で金メダルを獲得することが目標です」と明言する。大いなる野望のステップとして、今大会で3度目のジュニアメジャー制覇を目指す。