◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー最終戦 AIG全英女子オープン 第3日(21日、英国・カーヌスティ・ゴルフリンクス=6850ヤード、パー72) 賞金総額580万ドル(約6億3600万円)、優勝87万ドル(約9500万円)
2019年大会覇者の渋野日向子(サントリー)は12位で出て、4バーディー、4ボギーの72で回り通算4アンダーで5打差の18位に後退した。
前半は、パー5の6番で3日連続のバーディーを奪うなど、3つのバーディーを重ねて着実に伸ばした。6番終了時点では一時、首位に躍り出ていた。中継局のインタビューでは「ほぼほぼイメージ通りのショットを打てたり、バンカーに入ってもなんとかパーセーブできました」とうなずいた。
だが、大粒の雨が強まった後半は、13番パー3からショットに乱れが生じて痛恨の4連続ボギー。上位との差を広げてしまった。「本当にそのタイミングで自分のゴルフも悪くなっていったので、言い訳になるかもしれないけど…でも自分のメンタルの弱さが光ってしまった。(前半を)なんとかノーボギーで回れていた分、後半の4連続ボギーはすごく苦しかったです」と険しい表情で話した。
それでも17番パー4の第2打をピンそば3メートルにつけてバーディーを奪って1つ取り返した。「17番のセカンドショットは、(ミスした)16番のティーショットと同じクラブで打ったのでリバンジだ、と言いながら打ちました。運良く(ピンに)寄ってくれて、バーディーが取れてうれしかったです」と直後には笑顔も見られた。
2年ぶりに迎える最終日は5打差を追いかける展開。「後半でスコアを落としてしまって、なかなか今は厳しい状況にはあると思うので、明日はどれだけ自分自身に勝てるか、というのを1つの課題としてできたらいいなと思う。今日のリベンジとともに、いい位置で終えられるように頑張りたいです」と、前を向いて決意を示した。