堀琴音 パー73でのツアー新記録64「記録を出せてうれしい。自信でしかない」


18番、ホールアウトし上田桃子(左)と肘タッチする堀琴音

18番、ホールアウトし上田桃子(左)と肘タッチする堀琴音

◆女子プロゴルフツアー ニトリレディス 第3日(28日、北海道・小樽CC=6775ヤード、パー73)

 35位で出た堀琴音(25)=ダイセル=が1イーグル、8バーディー、1ボギーで回り、パー73のツアー新記録となる64をマーク。通算10アンダーで、首位と4打差の5位に急浮上した。7月のニッポンハムレディスで初優勝した相性のいい北海道で、2勝目を狙う。全美貞(韓国)が14アンダーで単独首位をキープ。初優勝を目指す山路晶(22)=森六グループ=が66で、1打差の2位に迫った。

 堀が難コースで新記録を樹立した。2つ伸ばして迎えた9番、残り83ヤードからウェッジで放った第3打をピン上2メートルからバックスピンでカップインさせる圧巻のイーグル。「まさか入ると思わなかった。波に乗れた」と後半も5つ伸ばした。

 パー73での64は、これまでの最少ストロークのツアー記録65を1打更新した。「2番の第1打で池に入れた以外は、本当に理想通り。9アンダーは個人的なベストでもあり、記録を出せてうれしい。自信でしかない」と表情を緩ませた。

 7月に北海道で行われたツアーで、プロ8年目の初優勝。「優勝して周りの反響も変わった。もう1勝できるんじゃないかって、気持ちも前向きになった」という。洋芝との好相性を「前はドローヒッターだったので、ダフったりした。フェードを練習して、打ちやすくなり得意になった」と分析。2勝目を狙う4打差の最終日へ「しっかりアンダーを出せたら」と冷静に見据えた。

最新のカテゴリー記事