30歳誕生日の石川遼は気合いの半袖ウェア姿もパープレーで後半へ


男子ゴルフのANAオープン第2日の1番で30代最初のショットを放った石川遼

男子ゴルフのANAオープン第2日の1番で30代最初のショットを放った石川遼

◆男子プロゴルフツアー ANAオープン 第2日(17日、北海道・札幌GC輪厚C=7063ヤード、パー72)

 肌寒い曇天の下、30歳の誕生日を迎えた石川遼が前半9ホールを2バーディー、2ボギーのパープレーで折り返した。通算4アンダーで、首位と5打差の18位につけている。

 2015年大会覇者で、大会主催のANAとスポンサー契約を結ぶホストプロ。朝から冷たい風が吹き、北海道ならではの冷え込みで長袖の上着を着る選手がほとんどの中、石川は気合いのみなぎった表情で紺色の半袖のウェア姿で、1番ティーグラウンドに立った。

 スタート前のアナウンスで「今日、9月17日が30歳の誕生日」と紹介されると、ティーグラウンドで苦笑い。記念すべき30歳第1打は、向かい風の中でドライバーを豪快に振り抜き、左のフェアウェーに運んだ。アイアンでの第2打をピン左4Mにつけたが、バーディーパットは惜しくも右に外れてパー発進した。

 4番パー4で、30代初のボギーが先行した。ティーショットが左の林へ。アイアンでの2打目も木に当たって右のラフへ。ウェッジでの3打目をピン左4Mにつけるも、パーパットはカップ右を抜けてスコアを落とした。

 それでも、7番パー4で30代初バーディーを奪い返した。3ウッドでの第1打を右のラフに運ぶと、アイアンでピン左6Mにつけて初バーディー。無観客の中、カコン!とカップの底をたたく快音が響くと、キャディーとグータッチした。9番パー5も3・5Mのバーディーパットを決めて、3オン1パットで伸ばした。

 ともにツアー初優勝を狙うA・クウェイル(豪州)、池村寛世が通算9アンダーの首位に並んでいる。

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