原英莉花は71で今年自己最高の3位、最終日5打差逆転ならず「悔しい気持ちと、また戦えるぞという自信とちょっとずつマッチした」


15番、グリーンで芝を読む原英莉香

15番、グリーンで芝を読む原英莉香

◆女子プロゴルフツアー 報知新聞社後援 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日(26日、宮城・利府GC=6591ヤード、パー72)

 ツアー通算3勝の原英莉花(日本通運)は、5打差の2位で出て5バーディー、4ボギーの71で回り、通算9アンダーで21年自己最高の3位に入った。

 前半、好調なアイアンショットを軸に猛追を演じた。3番で3M、4番で1・5M、6番は2Mにつけて伸ばした。8番パー5は、グリーン左ラフからウェッジでの3打目がカップをかすめてイーグル逃しのバーディー。2打差まで首位の西村優菜を追い詰めた。

 ところが9番、10番で“落とし穴”が待っていた。9番はアイアンでの第2打がグリーン左奥のラフへ。15ヤードのアプローチは3Mショートしてボギー。10番は3パットでボギーを喫した。「9番で流れが…。風も強くなってきて。(ボールに)泥がついていて思ったよりもいっちゃいました。10番はちょっと頂けないなと。自分で流れを崩したなという感じですね。自分がバーディー取り続ければと思ったけど、まさかのボギーが連続してくるという展開になっちゃって」と悔しがった。

 昨年11月以来の4勝目はならずも、久しぶりの最終日最終組で優勝争いを演じた。3位は今年自己最高成績で「一つきっかけつかめばバーンと行くので、しっかり自分の体を見つめ直して、自信つけてプレーできたらなと思います。残り9試合」とシーズン終盤戦での4勝目に目を向けた。

 来週は昨年、メジャー初制覇を飾った日本女子オープンが控える。「悔しい気持ちとまた戦えるぞ、という自信とちょっとずつマッチしたと思うので。来週頑張りたいと思います」と連覇に向けた意欲も口にした。

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