◆女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス 公式練習日(28日、埼玉・武蔵丘GC=6650ヤード、パー72)
日米通算6勝の渋野日向子(サントリー)は、10番から18ホールの練習ラウンドなどで最終調整した。無観客開催だった昨年大会初日に8アイアンで、8番パー3でツアー2度目のホールインワンを決めるも、65位で予選落ち。これまでアマチュア時代から、ホールインワンを決めた試合は5戦全て予選落ちのジンクスを告白していた。「8番はもう嫌な思い出として今年は入れん(笑い)。入れるなら練習ラウンドにしてくれ、と思ったら(今日は)入りそうにもならずに全然手前で(笑い)」と報道陣を笑いで包んだ。
この日の練習ラウンドは、10番から18ホールという珍しい形となったが「単純に朝早く起きるのが嫌だったので。18ホール回る最終時間に入れてもらったのが理由です」と笑った。前週は7月以来の予選落ちを喫して「(岡山県の)実家に帰って家で練習したり、グータラしたり、ワンちゃん(愛犬)と戯れたりしていました」とリフレッシュした。
29日の第1ラウンドは、同じ1998年度生まれの「黄金世代」でツアー通算5勝の勝みなみ、賞金ランク5位の西郷真央と同じ注目組。午前9時50分に1番からティーオフする。この大会は昨年に続く2度目の出場で「やっぱりコースはかなり難しい。グリーン周りのラフも起伏も、硬さもすごいので。風も吹いて風との勝負でもある。総合力が大事になる」と難コースを警戒していた。
賞金総額8000万円(優勝賞金1440万円)で、96選手が参加して1日上限3000人の有観客開催。3日間54ホールで争われる。