“秋女”古江彩佳は逆転賞金女王へ「順位を意識してやっていきたい」 稲見萌寧も腰痛から復帰


古江彩佳

古江彩佳

◆女子プロゴルフツアー ▽TOTOジャパンクラシック 指定練習日(3日、滋賀・瀬田GC北C=6616ヤード、パー72)

 2年連続で、国内女子プロゴルフツアーの単独開催で行われるTOTOジャパンクラシックが4日に開幕する。賞金ランク2位の古江彩佳(富士通)が3日、9ホールの練習ラウンドで調整した。「(調子は)悪くはないかな。(コースは)グリーンがすごく傾斜がきついなというイメージです」と状態や印象を語った。

 自他共に認める“秋女”だ。2019年10月に富士通レディースでツアー史上7人目のアマチュア優勝。昨年は9月~11月に3勝、今年は10月の富士通レディースでアマ&プロで同一大会Vを果たし、地元・兵庫開催のNOBUTA GROUPマスターズGCレディースで2週連続優勝。前週の樋口久子・三菱電機レディスでも3位に入っている。「まだ2年しかやっていないので、分からないけど、今はうまくいっているかな。いいイメージがあるコースは多いので、頑張っていきたい」とうなずいた。

 初の賞金女王に向け、今一番勢いに乗る。夏場の欧州遠征により国内で6試合出場がなかったこともあり、富士通―前は賞金ランクトップの稲見萌寧と6746万4074円差あったが、この3戦で詰めて1688万9074円差に急接近。今大会の賞金総額は2億2000万円(優勝賞金は3300万円)のビッグトーナメントで「大きな差が出てきやすい大会ではある。スコアや順位を意識してやっていきたい」と意欲をちらつかせた。12月2日から米女子ツアーの最終予選会が控えるが「(予定は)変わらない」と、国内最終戦のメジャー、JLPGAツアー選手権リコー杯(25日~28日、宮崎)まで出場の見通しだ。

 兵庫出身で会場の滋賀・瀬田GCは、ジュニア時代、大会に出て回っていたという。北Cは初めて回るが「コースは違うけどなじみがあるコースなので、地元民として頑張りたい。毎日アンダーは目指して、楽しく回れればいいかな」と気持ちを高めた。腰痛で前戦を欠場した賞金ランク1位の稲見も出場予定。し烈な賞金女王争いが展開されそうだ。

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