住友ゴムグループのダンロップスポーツマーケティングが4日、新製品発表会を開催した。人気シリーズ「ゼクシオ」のニューモデル「ゼクシオ12」と「ゼクシオX」を12月に発売する。今回は“飛びの翼”と題して空力を操り、ヘッドを正しい姿勢に導き、高初速を生み出す“アクティブウィング”と内部が4層構造になっており、インパクト時の高反発を実現する“リバウンドフレーム”を搭載し、大きな飛びをもたらすのが特長だ。
新型コロナウイルス感染拡大による自粛期間で、20代~30代の若年層のゴルファーが増加。今回はその若年層をターゲットにアピールしていく。YouTubeの紹介動画には、女子ツアー通算2勝の青木瀬令奈と、2000年度生まれ“ミレニアム世代”の安田祐香が登場。青木は「トップからの切り返しで軌道修正をしてくれるので安定性が増した」と感触を語った。安田も「初めて打った時から『これは飛びが違う』と思った」とPRした。担当者は「対象ユーザーとスペックが近いので、2選手をメインに押していく」と“宣伝隊”に任命。青木は既にツアーで新モデルのクラブを使用しているという。
また、若年層にアプローチするための策として、全国で試打会を開催する。外資系の競合他社の動きをレビューし、担当者は「ユーザーの要望に応えるのは脱着がいいと考えた。店頭でのユーザーを拡充し、よりわかりやすく、手に取りやすいものしたい」と狙いを説明。11月6日の東京2カ所、大阪、福岡から始まり、全国的に展開していく。
新型コロナウイルスのワクチン接種を2回完了した国民が増加。ソーシャルディスタンスが取りやすいとされる屋外でプレーするゴルフ以外にも、さまざまなレジャーが楽しめるようになり、コロナの流向前までのような日常に戻っていくと予想される。ゼクシオのニューモデルが、若年層のゴルフ熱を冷めさせない。