
1番でティーショットを放つ石坂友宏
◆男子プロゴルフツアー マイナビABC選手権 第3日(6日、兵庫・ABCGC=7217ヤード、パー72)
ツアー初優勝を目指す22歳の石坂友宏(日本ウェルネススポーツ大4年)が、4連続バーディーを含む8バーディー、2ボギーで6つ伸ばし、第2日の7位から首位に浮上した。「朝の練習の調子もよかった。5アンダーの目標で1打上回れたのでよかった」と声を弾ませた。
この日は、ツアー通算31勝で48歳の片山晋呉と、同14勝で43歳の谷原秀人と同組で回った。片山とは2回目、谷原とは3回目のペアリングだったが、20歳以上年が離れたベテラン2人との組み合わせに「昨日決まった時はめちゃくちゃ緊張しました(笑い)」と22歳。それでもスタートの1番でバーディーを奪う快調な滑り出しからスコアを伸ばした。「ベテランの方と回らせていただくことが本当にうれしいことですし、勉強になることばかり」と、18ホールの中でたくさんのことを吸収した。
初優勝を目指す石坂の最終日最終組は自身4度目で、全てが今季のこと。昨年11月のダンロップフェニックスでは1位で最終日を迎えたが、プレーオフの末に金谷拓実に敗れた。“4度目”の正直で、初Vへ「やっぱり優勝したい気持ちは強いですが、それ以前に自分のゴルフをしなきゃいけない。攻めるホールと守るホールの中で自分のゴルフができれば」と気合を入れた。