
プロ4戦目で初優勝した注目の若手イケメン・片岡尚之
◆片岡 尚之(23)=フリー=初出場<ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品優勝>
20―21年シーズンの国内男子プロゴルフツアー最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップは12月2日から4日間、東京・稲城市の東京よみうりCC(7023ヤード、パー70)で行われる。21年のツアー優勝者をはじめ、賞金ランク上位の総勢30人が出場。初出場となる片岡尚之はプロ4戦目で初優勝を飾った注目の若手イケメンだ。
端正な顔立ちで爽やかな雰囲気が漂う23歳は、プロ4戦目で初優勝を飾った。5月に行われた選手会主催の新大会でキャディーなしのセルフプレーVと松山英樹、金谷拓実に次ぐ日本人3番目のスピードVを達成。「出られる試合も限られていたので、『ここしかないな』というところで勝てたのは大きな転機でした」。サッカー元日本代表の内田篤人氏似と言われるが「恐れ多いです」と初々しく謙遜する。
故郷・北海道を離れ、大学は名門の東北福祉大に進学した。寮生活中は料理にハマり、「ゴルフよりも料理の腕を磨いていました」。得意なペペロンチーノやオムライス、親子丼は「味見って言ってよく食べられた」と大人気。パット巧者は、コース外でも器用な一面を持つ。
女子では1998年度生まれの「黄金世代」や、2000年度生まれの「ミレニアム世代」が次々優勝してツアーを席巻。男子も大学の1学年後輩の金谷や、世界アマランク1位の21歳・中島啓太らの活躍も目立ち「盛り上げていく気持ちが強いですね」と、男子の人気復活に一役買って出る姿勢を見せている。
日本シリーズは初出場で「選ばれた人しか出られない試合に出られることは本当に幸せ。出られない人の思いも背負って優勝目指して頑張りたい」。実力者がひしめく大会に新風を送り込む。(菅原 美沙)
◆片岡 尚之(かたおか・なおゆき)1997年12月28日、北海道・江別市生まれ。23歳。2歳からゴルフを始め、札幌光星高2年時の2014年に北海道アマで最年少優勝。同年、日本ジュニアで北海道選手として初優勝。15年はナショナルチームのU―17メンバーで16年はナショナルチームメンバー。同年に東北福祉大に進学し、4年時の19年にプロ宣言。171センチ、67キロ。