C・キムが初の賞金王「ようやくなれた」 デビッド・イシイ以来、2人目の米国人賞金王


賞金王に輝いたC・キム

賞金王に輝いたC・キム

◆男子プロゴルフツアー 最終戦メジャー 日本シリーズJTカップ 最終日(5日、東京・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70、報知新聞社主催)

 2020―21年シーズンに3勝を挙げ、賞金ランク1位で最終戦を迎えたC・キム(米国)が自身初の賞金王に輝いた。

 この日は2バーディー、6ボギーでスコアを4つ落とし、22位でホールアウト。タイトル獲得は賞金ランク2位以下の選手の結果次第だったため「4オーバーに沈んでドキドキしていました」。クラブハウス前で吉報を耳にすると、今季の全3勝を支えた出口慎一郎キャディーらと抱擁し、喜びを分かち合った。

 17年には、逆転賞金王のチャンスを目の前にしながら、初出場予定だった日本シリーズJTカップの開幕前に腰痛が悪化して欠場するなど、悔しさも味わっていた。長かった賞金王への道を完走し、「4シーズン賞金王になるチャンスがあったけど、ようやく賞金王になることができて、自信につながる」と安どの表情で話した。

 これで、1987年のデビッド・イシイ以来、2人目の米国人賞金王が誕生。ジュニア時代に指導を受けた恩師に続く偉業に「特別な思いがある。この後、彼と会って一緒にお祝いしたい」と笑みを浮かべた。

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