
古江彩佳
◆米女子プロゴルフ 最終予選会 第2週最終日(12日、アラバマ州ハイランドオークスGC)
最終の第8ラウンド(R)が行われ、70で18アンダー7位に入った古江彩佳(21)=富士通=が来季の出場資格を獲得した。
古江は最終日も3バーディー、1ボギーの70にまとめ、一度もオーバーパーなしで米ツアー切符をつかんだ。「コースを覚えるのが大変だったけど、うまくできた。緊張はなかった。トップ10で上がれたのはすごくよかった」と頬を緩めた。
7月のエビアン選手権で4位、8月の全英女子オープンは優勝争いにも加わり20位と健闘した。以前は日本で長くプレーすることを考えていたが、本場の空気に触れて「タイミングが合ったから」と米ツアーにかじを切った。外国人キャディーとの英会話や異国の食生活も苦にしない。「新しいことが経験できるのは楽しみ。期待したい」と挑戦を待ちわびた。
今季、日本ツアーで最終戦まで賞金女王争い(稲見萌寧と約845万円差の2位)を演じ、総合的な活躍度を評価するメルセデス・ランクで1位に輝いた。国内の3年シードを手にして臨んだ予選会でも、抜群の安定感を発揮。「(21年は)85点、90点あげてもいい。すごく褒めたい」と充実の1年を振り返った。