渋野日向子は69で20位 来季出場権獲得に安ど「日に日にプレッシャーと闘って、自分で追い詰めて」


渋野日向子

渋野日向子

 米女子ゴルフツアーの来季の出場資格を争う最終予選会の第2週最終日が12日、アラバマ州ハイランドオークスGCで行われた。29位で出た渋野日向子(サントリー)は5バーディー、2ボギーの69で回り、通算10アンダーの20位で終えた。古江彩佳(富士通)は3バーディー、1ボギーの70で、18アンダーで7位となった。両選手ともに、45位以内が条件だった来季の出場権を獲得した。

 最終予選会は8日間144ホールで行われ、20位前後が来季ほとんどの試合に出場できる目安となっていた。

 第7ラウンド(R)で79をたたき、20位入りに黄信号がともっていた渋野は最終日、69と巻き返した。1番でボギー発進も、8番で第2打をピンそばに運びバーディー。9番パー5も第3打を2メートルにつけ、連続バーディーとした。後半は11番で4メートル、12番で2・5メートルのバーディーパットを沈めて伸ばすと、13番でボギーも、直後の14番で第2打を1メートルに寄せてバーディーを奪った。ホールアウト後のWOWOWのインタビューでは以下のようにコメントした。

 渋野「きのうすごく悔しくて、最終日を迎えるのが怖かったけど、何とかアンダーで回れていい締め方ができた。本当にいい経験ができた。

 前半、ショートすることが多かった中、どこかでギアを上げないと、と思っていた。8番でいいところについて、それが入った。いい流れが途中まで続いていた。最後の方は、なかなか入ってくれなかったので悔しいと思って回っていた。

 きのう7つ落としてしまい、2桁(アンダー)いっても多分無理かなと思っていた。ぎりぎり2桁まで持っていければいい。最後まで攻めるゴルフができたらと思ってやっていた。

 (8日間の)最初の方は、1つのミスに対してそんなに気にしなくていいかなと思っていたけど、日に日にプレッシャーと闘って、自分で追い詰めてという感じだった。ノビノビできる環境ではなかったけど、自分らしいゴルフができた日もあれば、全て(悪い部分を)さらけ出してしまった日もあった。トータルで見たら自分の成長した部分も見られたし、まだまだと思う場面もあり、忙しかった。

 20位以内に入ったかどうか、まだこれからなので、そこを目指していた分、どうなのかなという感じもある。でも、きのうの自分に比べたら10打良くなったので、とりあえずひと安心。

 来年、自分がこっち(米国)の試合にどれだけ出られるか分からないけど、そのためにたくさん準備をしなけばいけない。(オフは)家族とゆっくりしたり、実家のワンちゃんと遊んだりできたらいい。2週間悔いのないゴルフができて良かった」

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