
笑顔でプロアマ戦をラウンドした勝みなみ(カメラ・豊田 秀一)
女子プロゴルフツアーの「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」が11日から3日間、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で行われる。2020年から大会を特別協賛する明治安田生命所属の勝みなみ(23)が10日、プロアマ戦で調整。20年大会はコロナ禍で中止。昨年は予選落ち。ホステス大会へ「優勝して恩返しがしたい」と誓いを立てた。
大会開幕前日会見。勝はマイクを少し強く握った。この日のプロアマ戦で明治安田生命の根岸秋男取締役会長(63)と同組で回り「去年は予選落ちして根岸会長をはじめ、明治安田生命の方に申し訳ない気持ちがあった。今年は優勝して恩返しがしたい」と誓った。
大会初日は11年東日本大震災から11年となる。「早いと感じるが、復興はまだまだという感じもある」。ラウンド中に根岸氏とも話して「スポーツは元気を届けられると思う。少しでも笑顔になってもらえるように頑張りたい」と決意した。
昨季ツアーでは、平均飛距離254・31ヤードで全体2位の飛ばしを武器に2勝。今季はさらに高みを目指し「3勝以上」と掲げる。前週のツアー開幕戦、ダイキンオーキッドレディスで4位に入り「ティーショットもパッティングも良く、いいラウンドができた」と手応えを得た。「今週で優勝して勢いをつけられたら」と強い思いで臨むホステス大会から上昇気流に乗る。