松山英樹が9ホールの練習ラウンド 首痛も連覇に向けバーディーで復調アピール…7日開幕・マスターズ


4日の練習ラウンドで10番のティーショットを放つ松山(カメラ・岩原 正幸)

4日の練習ラウンドで10番のティーショットを放つ松山(カメラ・岩原 正幸)

 【オーガスタ(米ジョージア)4日=岩原 正幸】史上4人目の連覇を狙う松山英樹(LEXUS)が7日開幕のメジャー初戦、マスターズ(米ジョージア州オーガスタナショナルGC)に向け、9ホールの練習ラウンドを行い、急ピッチで調整した。3月上旬に首から肩甲骨にかけて痛みを発症し、4週ぶりに復帰した前週大会で途中棄権と、大舞台を前に不安を残していた。

 松山が練習ラウンドに姿を見せると、パトロン(観衆)から大拍手が沸き起こった。先に9ホールを回っていた金谷拓実、アマチュア・中島啓太の組に後半から合流した。注目の中、10番のティーショットではフェアウェーを捉えた。14番では第2打をピン奥2メートル弱に運んでバーディーを奪い、パトロンから歓声を浴びた。

 4週ぶりに復帰した前週のテキサス・オープン第2日(1日)で首筋にテーピングをしてプレーした9ホール終了後に棄権した。海外メディアも「マスターズのタイトル防衛は疑問に見える」と報じるなど懐疑的な見方が強まった。

 5日には公式会見が設定され、同日夜は歴代王者が集う「チャンピオンズディナー」のメニュー選びと自身11度目のマスターズで最も忙しい中で、本大会を迎える。「いいプレーができるように準備したい」と語っていた松山が連覇の可能性を信じて懸命に調整を続ける。

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