谷原秀人新選手会長のツアー改革プランが4月の所属先主催大会で実現 「男子プロの良いところが見えてくるのでは」


ISPS半田晴久会長(後ろ中央)、谷原秀人選手(後ろ右)

ISPS半田晴久会長(後ろ中央)、谷原秀人選手(後ろ右)

 国際スポーツ振興協会は5日、都内で記者会見を開き、4月に主催する国内男子プロゴルフツアーの「ISPSハンダ欧州・日本トーナメント」(21~24日、茨城・PGM石岡GC)の練習日(19日)とプロアマ日(20日)を有観客で実施することなどを発表した。

 賞金総額1億円(優勝2000万円)で今年初開催される同大会は、19日火曜日の練習ラウンドはAbema TVで生配信する予定という。今年1月に就任した谷原秀人選手会長(43)=国際スポーツ振興協会=もこの日の会見に出席した。欧米ツアーに参戦してきた自身の経験をもとに、ツアー改革の一丁目一番地の新施策として掲げた練習日の有観客化が実現し「とてもありがたいです。海外(ツアー)では練習日からギャラリーが入って、プロの練習を見たりします。プロに一番近づけるのが練習日。選手のオンとオフを見ていただきたいですね。男子プロの良いところが見えてくるのではないかと思い、こういうアイデアを出しました」と経緯を説明した。

 子供連れのギャラリーも気軽に観戦を楽しめるように、コース内に約40畳のプレハブを建てて、専門会社に依頼して3歳以上の子供15人を受け入れる託児所も設ける予定という。「託児所も、海外では取り入れているゴルフ場が多いですね。家族で行きたいけど、子供がいるからいけない方もいますから。気楽に安心して、遊びに来る感覚で見に来ていただきたいです」と、1児のパパでもある選手会長は呼びかけた。ともに、国内ツアーでは異例の取り組みとなる。所属先の主催大会から「ゴルフ界のBIG BOSS」谷原の男子ツアー改革が始まる。

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