ツアー史上最速今季7戦4勝の西郷真央、ジャンボも期待する初メジャーVへ「どれだけ早くクリアできるか」


プロアマ戦で1番ティーショットを放つ西郷真央(カメラ・今西 淳)

プロアマ戦で1番ティーショットを放つ西郷真央(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ プロアマ(4日、茨城・茨城GC西C=6680ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 今季出場7戦目となった前週のパナソニックオープンでツアー史上最速の4勝目を飾った西郷真央(島津製作所)が開幕前日の公式会見で「メジャーで難易度が高いので、ティーショットでしっかりフェアウェーを捉えたい」と意気込みを語った。

 今季4勝の快進撃を「ショートゲームを練習した成果が出ている」と分析する。昨年大会は「力んで空回りした」と3打差2位で迎えた最終日に75と崩れ、10位に終わった。「昨年、すごく悔しい思いをした大会の一つ。頑張ろうという気持ちは強いが、コースが難しいし、ボギーも出やすいと思うので、いかに気持ちを切り替えてできるかを大事に全力で頑張りたい」とリベンジを誓った。

 今季は優勝報告で師匠・尾崎将司のもとを訪れた際に、「次はメジャー」とハッパをかけられている。「去年まではとにかく1勝を挙げたいと思っていたので、今は(ツアーで)優勝することができて、私自身も(メジャーで)勝ちたい気持ちがある。本当に難しいコースなので、勝つぞという意識より、目の前の一打に集中しないといけないと思っている」と気を引き締めた。

 初の国内メジャー制覇に向け「ジャンボさんにはメジャーを(取れ)と言われていたので、優勝して報告に行けたらいいなと思います。ジャンボさんからの課題が、メジャー優勝というところなので、そこをどれだけ早くクリアできるか。結果を出して、早く伝えに行きたい」と思い描いた。

 6月には自身初の海外メジャー、全米女子オープン(2~5日、ノースカロライナ州)が控えるが、「常に目の前の週が大事。海外のためというより、今週いい結果を出すために戦いたい。結果的につながればいいな、というくらいでやっている」と冷静に話した。

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