山下美夢有、母の日に涙のメジャー初制覇…母・有貴さんへ「ママ、いつも支えてくれてありがとう」


メジャー初制覇を果たした山下美夢有(左)は母・有貴さんに抱き合ついて喜んだ(カメラ・今西 淳)

メジャー初制覇を果たした山下美夢有(左)は母・有貴さんに抱き合ついて喜んだ(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(8日、茨城・茨城GC西C=6680ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 通算12アンダーで、20歳の山下美夢有が自身ツアー2勝目、初のメジャー制覇を達成した。「母の日」となった最終日の歓喜に、表彰式では観戦に駆けつけていた母・有貴さんへ感謝のメッセージを届けた。

 ホールアウト後もずっと笑顔だった山下が、インタビュアーから受けた「母の日」に関する質問に目を潤ませた。「本当に母の日で、いつも本当に支えてくれているので、本当に目の前で優勝することができて、本当に良かったと思います」と声を震わせた。さらに今大会中の5日に有貴さんが誕生日を迎えていたことを振られると、目に涙を浮かべ、涙声となり「ママ、いつも、支えてくれてありがとう」と思いを伝えた。

 初日に西コースの大会コースレコードとなる64で回り、8アンダーの首位発進を決めると、4日間トップの座を明け渡すことなく逃げ切った。1988年のツアー制施行後、4日間のメジャーでは日本人4人目となる完全優勝での初メジャーVの偉業を達成。この大会での完全Vは史上初の快挙となり「本当に4日間緊張しながらプレーして、本当にいい経験をしたなと思います。目標としていたメジャーで優勝することができたのは本当にうれしいし、ここまでこられたのはたくさんの方々に支えられたおかげと思います。みなさん、本当にたくさんの応援をありがとうございました」と多くの感謝を伝えつつ、喜びに浸った。

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