◇男子ゴルフ 全米オープン 日本地区最終予選 23日、千葉・カレドニアンGC=7139ヤード、パー72、参加28人(うちアマ1)
参加28人が36ホールのストロークプレーで3枠を争い、3年連続7度目の出場がかかっていた石川遼(カシオ)は73、72の1オーバーで16位だった。
ホールアウトした石川に悲壮感はなかった。「短期決戦のなかでいいスコアを出せなかった。ただ、すごくプラスになったことがたくさんあったし、すごく楽しくゴルフもできた。一打一打に、しっかり向き合って課題を持ってやれていることがすごく今楽しい。今週の試合に向けてもすごくいい一日だった」。1ラウンドが終わった時点で3位に5打差という厳しい状況に陥りながらも、最後まで目の前の一打に集中した。
大幅なスイング改造の過程にいる。結果を軽視しているわけではない。ただ、今はそれ以上に、自分のベースアップに取り組み続けることを優先している。「こんなに運に恵まれてここまできた僕が言うのもなんなんですけど」と言って続けた。「ラッキーとか、一か八かみたいなところでまだまだゴルフをやってしまうところがある。そういううちは、まだまだ甘い。しっかりと地に足をつけた形でゴルフができるようになりたい」。
トーナメントは続く。4位以内に全英オープン出場資格が与えられるミズノオープンは、26日に開幕する。「まだまだ下手くそなので、全然うまくなれると思っているので。だからこそやる気があるし、楽しいっていう感じですね」。ぶれることなく、シーズンを戦い抜く。