◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス 最終日(19日、千葉・袖ケ浦CC新袖C=6563ヤード、パー72)
最終ラウンド(R)が行われ、首位で出た西村優菜(スターツ)が通算17アンダーで逃げ切り今季初勝利を飾った。森田遥(新英ホールディングス)、ルーキーの佐藤心結(ニトリ)とトップに並んで出た最終日は6バーディー、ボギーなしの66。今大会3日間を通してノーボギーで回り切り、昨年9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン以来、ツアー通算5勝目をつかんだ。
2017年8月以来の優勝を目指した森田は、前半に4バーディーで14番まで首位を走ったが、15番でボギー。西村がこのホールでバーディーを奪い、逆転。それでも森田は通算14アンダーで今季自己最高の2位に入った。
今季2勝の山下美夢有(加賀電子)と同1勝の稲見萌寧(Rakuten)が12アンダーで3位だった。佐藤は11アンダーで5位に入った。
西村は閉会式でのチャンピオンスピーチで「ギャラリーの皆様、暑い中、本当にたくさんのご声援をありがとうございました。今年はなかなか勝てない時期も多くて苦しかった時もあったのですが、今日の優勝があるので、いい時間だったなと思いたいです。あまり優勝争いをできなかった時も変わらず応援して下さったファンの皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今シーズンの目標は複数回優勝することなので、まだまだたくさんの優勝を皆様にお届けできるように頑張ります。本当にありがとうございました」と喜びを語った。
◆西村 優菜(にしむら・ゆな)2000年8月4日、大阪・堺市生まれ。21歳。5歳でゴルフを始め、大商大高1年時にツアーデビュー戦の16年の日本女子オープンで6位。19年11月のプロテストに一発合格。20年の樋口久子・三菱電機レディスでツアー初優勝。昨年5月のワールドレディスサロンパスでメジャー初V。同9月に2戦連続優勝し、通算5勝。憧れは宮里藍さん、田仁智(韓国)。150センチ、50キロ。家族は両親、姉、弟。