松山英樹は65 首位と2打差でホールアウト「アンダーパーでフィニッシュしていれば何か起きるかなと思いながら」…全米オープン最終日


◆米男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米オープン 最終日(19日、米マサチューセッツ州ザ・カントリークラブ=7254ヤード、パー70)

 ファイナルラウンドが行われ、6打差の17位から出た松山英樹(LEXUS)が5バーディー、ボギーなし、10年連続出場で、最終日では自己最少スコアとなる65をマーク。通算3アンダーでホールアウトした。現時点で首位と2打差の暫定4位。クラブハウスリーダーとして後ろの組のプレーを待つ。14ホールを終えたウィル・ザラトリス(米国)とマシュー・フィッツパトリック(英国)が5アンダーで暫定首位。16ホールを終えたスコッティ・シェフラー(米国)が4アンダーで1打差暫定3位につける。

 松山は男女を通じて日本人初のメジャー2勝目を目指し、元世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(米国)とツーサムでティーオフ。2番パー3で第1打をグリーン左奥のラフに外し、2打目で目の前のカラーへ。約10ヤードの第3打、アプローチを転がしてチップインパーを拾った。5番までパーを重ね、6番パー3(158ヤード)。第1打をピン左手前1メートル弱につけてこの日初バーディー。7番は約5メートルのフックラインを沈めて連続バーディーを奪った。前半で2つスコアを伸ばし、首位と5打差の11位で折り返した。

 後半は12番パー4でフェアウェーから第2打でグリーンを捉え、約8メートルのバーディーパットはカップに吸い込まれた。続く13番も約12メートル、16番も約7メートルのバーディーパットを決め切り、この時点で3打差の4位まで浮上した。18番パー4では右ラフから第2打でグリーンを捉えた。約16メートルのバーディーパットはカップの左を通過し、返しのパットを決めてパーで締めくくった。

 ホールアウト後、テレビのインタビューに応じた。以下、一問一答。

 ―2番でチップインパーがあったが、どんな心境だったか。

 「わっ、入ったと思いました。あそこのピンは強い。はじかれると思ったので、抜いて良かったなと思いましたね」

 ―6番でバーディーがきたが。

 「うまく入ったのはたまたまハマって良かったなと思いますけど。(第2ラウンドの12番以来のバーディー)そうですね、僕も数えました」

 ―リーダーボードを見ながらプレーしていたか。

 「そうですね。上は伸びているなと思いながらも、アンダーパーでフィニッシュしていれば何か起きるかなと思いながらも、ショットの状態が、自分が思っている状態ではまだまだなかったので、その中でも11、12、13番といいパットが決まってくれて。16番もそうですけど、ああいうのがあればこういうスコアになるんだなと思いましたね」

 ―パッティングのイメージは。

 「昨日からだいぶイメージは良くなっていましたし、12番もイメージがすごく出ていた。13番もラインは(キャディーの早藤)将太に聞くまでもなく『イメージ出ていたんですか? 』と聞かれたぐらい、いい感じで打てていたので良かったなと思います」

 ―18番でパーパットを決めたが。

 「入れて、コリン(モリカワ)より上でクラブハウスリーダーで終わりたかったので入れられて良かったです」

 ―(第3ラウンドの7番から)30ホール連続でボギーなしだったが。

 「ちょっとびっくりしました。全然気づかなかったです、そっちは」

 ―どんな4日間だったか。

 「4日間、ショットの状態が思うように上がらない中でもそれなりにはチャンスも多かったですし、良かったなと。その幅が狭まったのは良かったなと思います。パットも初日、2日目は入らなかったですけど、今日しっかり入って終わったので良かったなと思います」

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