◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 第3日(25日、米メリーランド州コングレッショナルCC=6894ヤード、パー72)
71選手が参加し、サバイバルの様相を呈した「ムービング・サタデー」が終了した。昨年の全米女子オープンを制した笹生優花(フリー)が14位で出て3バーディー、4ボギーの73をマーク。日本勢最上位となる首位と7打差の通算1アンダー、12位へと浮上した。
米ツアー通算6勝の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は、17位スタートで3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75。2オーバーの35位に後退した。
今季日本ツアー5勝で初出場の西郷真央(島津製作所)は、27位で出て3バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの76と崩れ、4オーバーの54位に後退した。
メジャー2勝の田仁智(チョン・インジ、韓国)が単独首位スタートで3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75をマーク。通算8アンダーの単独首位で完全優勝に王手を掛けた。
2019年AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(サントリー)は、第3ラウンドスタート前に「体調不良」を理由に棄権した。今大会初日から「体調不良」を訴え、ラウンド中も氷のうを首周辺や頭に当ててプレー。代名詞の明るい笑顔もほとんど見られず、予選ラウンド2日間とも、ホールアウト後は取材対応もできない状態だった。渋野の棄権は日米ツアーを合わせて初めて。