女子プロゴルファーが中心となって、2020年から公式インスタグラムで情報を発信してきた「LADY GO」が、初主催となるツアー外競技「KURE LADY GO CUP」が13日、茨城・取手国際GCで行われた。
潤滑剤・自動車関連用品メーカーの呉工業株式会社が共催で賞金総額896万円で、優勝賞金556万円。30代以上の女子プロゴルファーが参加できる真剣勝負の場が設けられた。18選手が9組に分かれて、9ホールの変則ストロークプレーのダブルス戦で開催された。
最終結果は、服部真夕&一ノ瀬優希組が3アンダーで優勝。下村真由美&藤田さいき組、笠りつ子&木戸愛組、西山ゆかり&吉田弓美子組、金田久美子&藤本麻子組、若林舞衣子&菊地絵理香組が2アンダーで2位タイ。有村智恵&原江里菜組、佐藤靖子&甲田良美組がイーブンパーの7位タイ、佐藤のぞみ&仲宗根澄香組が1オーバーで9位となった。
近年、女子プロの選手寿命も伸び、結婚後もミセスプロとして活躍する選手も増えているが、出産後にツアーに戻って、毎週のように転戦するには高いハードルも残る。大会発足の中心的な役割を担った有村智恵(フリー)は「これからの女子プロゴルファーが何歳になっても、年齢、状況、環境などで何かをあきらめなければいけないことが少なくなればいい。少しでも選択肢が増えて、自分が幸せな道を選んでいけるようにこれからゴルフ界がなっていければ。そういうきっかけにこの大会がなれたらいい」と、感慨深げに話した。