19年大会覇者・渋野日向子は1番で約8メートルを決めてリズムに乗り、4アンダー首位で後半へ…AIG全英OP初日


渋野日向子

渋野日向子

◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー最終戦 AIG全英女子オープン 第1日(4日、英国・ミュアフィールド・リンクス=6659ヤード、パー71)

 1891年に創設された超名門コースで女子メジャーが初めて開幕した。第1ラウンド(R)が行われ、2019大会覇者の渋野日向子(サントリー)が前半9ホールを終えた。5バーディー、1ボギーで回り、4アンダーのトップで折り返した。

 雨の中スタートした渋野は、1番で約8メートルの下りの右に曲がるラインのパットを決めきり、バーディーを先行。リズムを作ると、2番は左に大きく曲がるラインを読み切った。3番はショットで1メートル弱につけて3連続バーディーを奪い、首位に立った。4番は3パットでボギー。だが、5番パー5で2オンし、2パットのバーディーで得意のバウンスバック。雨がやみ、青空が顔を出した6番で「初パー」がくると、パー5の9番は約2メートル半のバーディーパットを決めきった。

 英ミルトンキーンズ・ウォバーンGCで行われた19年大会に初出場ながら、日本女子42年ぶり2人目のメジャー初制覇を成し遂げた。世界中を沸かせた快挙から3年。日本人初のメジャー2勝目に注目が集まる今大会へ、渋野は開幕前日の記者会見で「やっぱり他の試合とは違う感情はあります。(3年前の)あの頃の初心に戻って楽しみたい気持ちもあるし、いろいろやってきたことを発揮したい思いもあります。(コース攻略へ)風と友達になることが一番重要」と意気込んでいた。

 日本勢は過去最多12人が出場。初メジャーの山下美夢有(加賀電子)が11ホールを終えて、1アンダーで8位と健闘している。前週のスコットランド・オープンでツアー初優勝を挙げた古江彩佳(富士通)は6ホールを消化し、イーブンパー19位。20年の全米女子オープン以来、2度目のメジャーに挑む高橋彩華(東芝)は3ホールを終えて1オーバー34位。初メジャーの36歳・藤田さいき(チェリーゴルフ)は2ホールを消化し、2オーバー42位。アマチュアの橋本美月(東北福祉大2年)は11ホールを終えて3オーバー48位につけている。

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