馬場咲希が最終調整「パターを決められるように」…富士通L初日は古江彩佳と同組


馬場咲希

馬場咲希

◆女子プロゴルフツアー ▽富士通レディース(14日~16日) プロアマ日(13日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C=6689ヤード、パー72)

 8月の全米女子アマチュア選手権覇者で、アマの馬場咲希(代々木高2年)が会場入りし、最終調整を行った。主催者推薦でプロの試合は5戦目。「コースを回ったり、いろんな方からスコアが出るコースだと聞いています。ピンを攻められるところは攻めて、パター勝負だと思うので、パターもちゃんと決められるように頑張りたいです」と意気込みを示した。

 前回出場したメジャー、日本女子オープンは11位でローアマを獲得した。その翌週は東京都代表で栃木国体に初出場し、男女を通じて初の団体戦優勝に貢献した。その後は体の疲労感も感じていたため、今大会から初のツアー2連戦に向け、トレーニングに2回通った。各2時間半~3時間下半身を中心に体を整え「体が重く感じることが多かったけど、それが改善できました」とうなずいた。

 14日の第1ラウンドは昨年大会覇者で、7月のスコットランド・オープン優勝後、国内がい旋試合となる古江彩佳(富士通)、通算2勝の吉田優利(エプソン)と同組になった。「そういう組み合わせでラウンドさせていただき、気持ち的にうれしいし、高ぶります」と胸を躍らせた。将来は世界最高峰の米女子ツアーで戦う事が目標で、同ツアーに主戦場に戦う古江のプレーには興味津々。13日には練習中に古江を見かけると、走って向かい「よろしくお願いします」とあいさつ。「海外で優勝されて、帰ってこられた時にどんなプレーをされるのか、楽しみです」と目を輝かせた。

 前回ツアーの日本女子オープンを振り返り、馬場は「パターで悔しいところがあった。今週はグリーンの傾斜も少ないと聞いているので、一緒の組の古江さんも、吉田さんもパッティングは決めてくると思う。今週はパターを頑張りたいです」と改めて攻略へのカギを掲げ、表情を引き締めた。19年大会では古江がアマ優勝を挙げている大会。身長175センチの大器が、憧れの先輩の背中を追う。

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