95年ぶりアマ快挙 蝉川泰果がプロ転向宣言…地元・兵庫開催の11月3日開幕マイナビABC選手権でデビューへ


蝉川泰果

蝉川泰果

 男子ゴルフのメジャー、日本オープンでアマチュアとして1927年の赤星六郎以来、95年ぶり2人目の優勝を飾った蝉川泰果(たいが、東北福祉大4年)が31日、プロ転向を宣言した。地元・兵庫開催のマイナビABC選手権(11月3日~6日、ABCGC)の大会事務局によると、同大会に主催者推薦での出場が決まり、プロデビュー戦になるという。同大会の開幕前に会場で記者会見を開き、決意表明する。

 蝉川は9月のツアー、パナソニックオープンで石川遼、松山英樹、同学年の中島啓太らに次ぐ史上6人目のアマチュア優勝を果たし、23日まで行われた日本オープンでアマとしては史上初のツアー2勝目を飾っている。世界アマランク1位にも君臨し、男子ゴルフ界の“新スター”として名高い逸材だった。

 蝉川は大会を通じ「本日、プロ宣言いたしました。ファンの皆様が、私のプレーをみて、喜んでいただける、そして楽しみにしてくれるよう、今まで以上に努力を重ね、がんばっていきます。私の地元である兵庫県加東市で開催される、マイナビABC チャンピオンシップでプロデビュー戦を飾ることができることは、本当にうれしく思います。ここからプロとしてスタートしていきます。これからも皆様、応援よろしくお願いいたします」とコメントを寄せた。

 ◆蝉川 泰果(せみかわ・たいが)2001年1月11日、兵庫県出身。21歳。名前の由来はタイガー・ウッズで父・佳明さんが名付けた。1歳からプラスチック製クラブでゴルフを始め、兵庫教育大付中から興国高を経て東北福祉大に進学。高2時に関西ジュニアゴルフ選手権、高3時に国体優勝。昨年は日本学生2位、日本アマ4位で22年度のナショナルチーム選出。ドライバーの平均飛距離は300ヤード超。177センチ、75キロ。家族は両親と姉。

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