東北福祉大の岡田晃平が来年1月の米ツアー出場へ


全日本大学ゴルフスーパーリーグに出場した東北福祉大の岡田

全日本大学ゴルフスーパーリーグに出場した東北福祉大の岡田

 7月の日本アマチュアゴルフ選手権(広島CC八本松C)で優勝した岡田晃平(20)=東北福祉大3年=が来年1月に開催される米ツアーのソニーオープン(米ハワイ州ワイアラエCC)への出場が濃厚になったことが5日までに分かった。東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督(60)が明かした。

 同大会は例年、今冬の時点での日本アマランク1位にも出場権が与えられる。同1位は、同大で1学先輩の蝉川泰果(たいが、21)だったが先月末にプロ転向を表明し、同2位の岡田が1位に浮上した。年末までのアマの試合は残り少なく、岡田が2位以下になる可能性は低い。複数の関係者によると、岡田が“繰り上がり”で出場できる可能性が非常に高いという。

 蝉川も出場した日本アマでは、2位で迎えた最終日に67で回って通算15アンダーで逆転優勝。蝉川には3打差をつけて「アマ日本一」の称号を勝ち取った。阿部監督は岡田について「プロの世界に行くと思う。来年は(東北福祉大で)キャプテンをやることになるだろうし、いろんな経験を積んでほしいね」と、期待を寄せた。

 昨年のマスターズ王者・松山英樹の明徳義塾高と大学で後輩になる岡田は「ソニーオープンに出場できることになればすごく楽しみ。米国ツアーを経験できたら」と意気込みを語った。東北福祉大の次代のエースが、近い将来のプロ転向に向けて着々と準備を進めていく。

 ◆岡田 晃平(おかだ・こうへい)2002年2月18日、高知県生まれ、20歳。9歳から父の影響でゴルフを始める。明徳義塾高を経て、東北福祉大に進学。ドライバーの平均飛距離は約290ヤード。得意クラブはウェッジ。172センチ。72キロ。

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