男子プロゴルフツアーのダンロップフェニックスは17日から4日間、宮崎・フェニックスCC(7042ヤード、パー71)で行われる。前週の三井住友VISA太平洋マスターズで2年11か月ぶりの通算18勝目を挙げた石川遼(カシオ)は16日のプロアマ戦で最終調整。公式会見に登場し、「非常にたくさんの方から祝福をいただき、ものすごくうれしい。気持ちがより前向きになり、もっと信じて進んでいこうという気持ちにさせてもらえる結果だった」と喜びを口にした。
20年春からスイング改造を行い、毎試合、自身の取り組みを重要視する中で「しっかり自分でコントロールしながら、プロセスを踏んでいくことが結果につながるんだということを浸透させていく。そういう風になりたい。コンスタントに結果を出すために何が必要なのかをごまかさずにやっていきたい」と、ブレない姿勢を強調した。その上で「長期的な視点で見ているので、今週も必ず優勝を、ということではなく、今しっかりやるべきことに取り組んで。しっかりとしたプロセスを踏んでいけば、優勝争いに入っていける可能性があるのではないか。そういう可能性を感じさせるゲームをしたい」と力を込めた。
今大会は08年の2位が最高成績。20年(8位)以来、2年ぶりの出場でトップ10は過去2回と、左右を林に囲まれた形状のコースをどちらかというと苦手にしており、「いかに地道にスコアをつくっていけるかに尽きる」と警戒を強めた。19年大会以来、海外から招待選手も出場する中、「非常に楽しみ。歴史を振り返っても、エルスやケプカだったり、ここからメジャーに勝つ選手もいる。ぜひ見に来ていただきたい」と、熱戦を心待ちにした。