逆転賞金王に向け1打差3位発進の星野陸也「優勝したい」 同組ミト・ペレイラと“水戸トーク”も


10番、星野陸也はティーショットを放つ(カメラ・岩田 大補)

10番、星野陸也はティーショットを放つ(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第1日(17日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)

 賞金ランク2位の星野陸也(興和)が7バーディー、2ボギーの66で回り、5アンダーで首位と1打差の3位と好発進した。出だしの10番でボギーも11、13、14番でバーディー。5つ伸ばす好ラウンドに「すぐにバウンスバックできて、切り替えも早かった。後半ショットが乱れて、危ない場面もあったが、しっかりパーセーブしてパットが入っていたので救われた」とうなずいた。

 10月末の平和PGM選手権で今季初優勝を飾ると、終盤戦へ調子を上げ、前週の三井住友VISA太平洋マスターズでは石川遼とのプレーオフの末、2位。「先週負けたので今週はリベンジができたらいい。ホストプロですし、優勝したい」と、住友ゴム工業と用具契約する26歳は一段と気合が入る。

 賞金ランクは2位で、トップの比嘉一貴とは約4000万円差。「賞金王を狙うにはまだ差があるので、残り3戦で優勝しないと」と気を引き締めた。賞金王への思いを問われると、「年間通してのトップでもあり、日本ツアーの歴史に残るもの。歴代のすごい方たちがなっているので、そこに自分も名前を残せたら」と意気込んだ。

 初日と2日目は、米ツアーを主戦場とする招待選手のミト・ペレイラ(チリ)と同組。ZOZOチャンピオンシップでも回っており、「ZOZOの時に、僕の出身、茨城の県庁所在地が水戸(ミト)なんだよと言ったら、笑ってました。笠間市と水戸市は近いので」と会見場で笑いを誘った。ペレイラは星野より一打伸ばし6アンダー首位。「話していても、すごくいい人。楽しく2日間回って、3日目4日目に自分も優勝争いできたら」と追い上げを誓った。

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