渋野日向子は23年初ラウンドで2アンダー発進「気合と根性でやった。チャンスにつくことも多かった」


渋野日向子

渋野日向子

◆米女子ゴルフ ホンダLPGA第1日(23日、タイ・サイアムCC=6576ヤード、パー72)

 今季初戦の渋野日向子(サントリー)は4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーの暫定35位でホールアウトした。4番で初ボギーも、8番で6メートルのバーディーパットを沈め、前半をイーブンで折り返した。後半は12番で2メートルのバーディー後、13番でボギー、14番でバーディーとし、最終18番で2・5メートルを沈めてバーディー締めとなった。

 ラウンド後は明るい表情で「ほんとに気合と根性でやった感じだった。ショットに関しては、自分が思っていたよりも全体的に良かった。チャンスにつくことも多かった」と振り返った。

 この日はフェアウェーキープ率78・5%、パーオン率83・3%とともに高水準をマークした一方、パット数37とグリーン上で苦戦を強いられた。

 2023年の最初のラウンドをアンダーパーで回り、「楽しみな気持ちが多かった。一緒に回るメンバーも(よく知っている)メンバーだったので、楽しく回れた」。8番でようやく初バーディーを奪い、「ずっと、5メートル以内が外れたり距離感が合わなかったりで、なかなかパターがうまくいかなかったが、そこが入ってくれたことで、いい状態で後半にも臨めた」とうなずいた。

 昨季はCMEランク36位で目標だったシードを獲得したが、昨年8月のAIG全英女子オープンで3位で入った以降は不調に陥り、未勝利に終わった。オフには、20年末まで師事していた青木翔コーチに再び教えを請い、スイングの修正に取り組んだ。

 スイングに関しては初戦ということもあり「まだまだという感じ。最後の方は疲れもあるし、その中でいいスイングもできなかった感じなので、ぼちぼちかな」と控えめに答えた。クラブも、昨季のウェッジ4本から、今季は3本に変更するなど一新し、「いろいろ思うことはある。今のクラブの状態でしっかりプレーできるようにしたい」と見据えた。

 第2日以降へ「まずはアンダーで回れたことがすごくうれしい。明日以降もしっかり攻めて気合で頑張りたい」と上位追走を誓った。

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