馬場咲希が5差20位浮上 ボギー発進も「10番でバーディーが取れて、そこから攻めることができた」


馬場咲希

馬場咲希

◆米女子ゴルフ ホンダLPGA 第2日 24日(タイ・サイアムCC=6576ヤード、パー72)

 注目アマチュアの馬場咲希(17)=東京・代々木高2年=が28位で出て、6バーディー、2ボギーの68で回り、通算7アンダーで首位と5打差の20位に浮上した。1番でボギー発進も巻き返した。渋野日向子(24)=サントリー=は71で3アンダーの50位へ後退。日本勢では笹生優花(21)=フリー=が9アンダーの8位で最上位となった。65のウォンタウェーラプ(タイ)が12アンダーで単独首位。

 馬場が持ち前のパワーを武器に、6バーディーの68で5打差20位に浮上した。2日間の平均飛距離は272ヤード。175センチの長身から放つ豪快なショットでギャラリーを魅了した。「(後半開始の)10番でバーディーが取れて、そこから攻めることができた」と冷静に振り返った。

 初日にイーグルを記録した1番パー5でボギー発進。いきなりの逆境にも、昨夏に全米女子アマ選手権を制した逸材は「今日の嫌な部分はこれで全部」と切り替えた。3番は左ラフからの第2打が木に当たり4メートルについてバーディー。「落ち着いてできた。ラッキー」とうれしそうだった。後半は4バーディーと狙い通りに伸ばした。オフの筋力トレーニングで体重約6キロ増。昨年体重が落ち、一時240ヤードほどになった飛距離を取り戻した。「明日も自分のペースでバーディーを取っていけたら」。今季の海外メジャー4大会の出場権を持つ17歳が躍動している。

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