昨季年間女王の山下美夢有が単独首位 「(コースの)雰囲気や見た感じはジュニアの時とあまり変わらない」


プロアマ戦・1番、ティーグラウンドで笑顔を見せる山下美夢有(カメラ・渡辺 了文)

プロアマ戦・1番、ティーグラウンドで笑顔を見せる山下美夢有(カメラ・渡辺 了文)

◆女子プロゴルフツアー 報知新聞社特別協力 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 第2日(8日、兵庫・花屋敷GCよかわC=6435ヤード、パー72)

 昨季年間女王の山下美夢有(加賀電子)が、5アンダー67の単独首位で予選ラウンドを通過した。前半は、4バーディー、2ボギーの2アンダーだったが、後半に3バーディーをマークし「出だしからボギーを出してしまったんですけど、しっかり切り換えて、4番ホールでバーディーがきてそこから流れをつかめた。自分のリズムで打てて、淡々とプレーができている」とうなずいた。

 会場となったコースは小4、6年時にジュニアカップで優勝。「セッティングや距離は違うが、雰囲気や見た感じはジュニアの時とあまり変わらない」と、この日、最大瞬間風速15・3メートルを観測する中、風を読み取りバーディーを重ねた。

 競技後には、約4年ぶりのチャリティフォトサービスでファンと交流。さらに、ジュニアカップの優勝者との交流イベントにも参加した。「私もプロの方を見て憧れて、写真撮りたいっていうふうに思っていたので、不思議な感じ」と山下。13年賞金女王の森田理香子や比嘉真美子、木戸愛と撮った写真を大切にしていることを明かし、当時を懐かしんだ。

 「明日も自分らしく楽しんで、元気なプレーをしたい」。思い出の地で今季初勝利に挑む。

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