◆男子プロゴルフツアー▽ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント プロアマ戦(19日、茨城・PGM石岡GC=7039ヤード、パー70)
前週の関西オープンでプロ初勝利を飾り、2週連続優勝がかかる蝉川泰果(フリー)が開幕前日に取材に応じた。「調子は、ぼちぼちかなと思う。伸ばし合いのコースなので、ボギーをなるべく打たないように、しっかりマネジメントしたい」と、DPワールドツアー(欧州ツアー)との共催大会へ抱負を述べた。
アマチュア時代に2勝挙げている蝉川。プロとしての1勝にも、余韻に浸ることなかった。「優勝した瞬間はすごいうれしかったんですけど、すぐに『またここからだ』と緊張感が湧いてきた」。優勝を決めた1時間後には、気持ちは切り替わっていたという。
アップダウンが激しい前週のコースを1週間プレーした直後の、17日の練習ラウンド中だった。スイングの動画を撮影したところ、打ち上げの構えになっていたことに驚いた。「しっかり調整して、火曜日(18日)には直っていると言ってもらったので大丈夫かと」。不安は払拭した。
プロ初優勝からの2戦連続優勝は21年の木下稜介がいるが、2週連続となると1973年のツアー制施行後初めて。今大会を制すると、欧州ツアーの今シーズンの残りと2025年までの2年間のシードを獲得できることも、大きなモチベーションになっている。「もちろん上位を目指していく。予選カットラインはすごくレベルが高くなると思う。ボギーを打たず、バーディーを取って。楽しみな週末にできるように、置いて行かれないように頑張りたい」と話した。