女子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦、ワールドレディスサロンパスカップは4日から、茨城・茨城GC西C(6780ヤード、パー72)で行われる。大会初出場のアマチュア・馬場咲希(18)=代々木高3年=は2日、18ホールの練習ラウンドで調整。約1か月の米国遠征では2試合に出場した。9年前に観戦した今大会で「実際に出場できるのが不思議な感じ。力を発揮したい」と意欲を示した。
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晴れ渡る青空のように、さわやかな笑顔を見せながら馬場が楽しそうに18ホールを回った。通算5勝の渡辺彩香(29)との練習ラウンド。自身と同じドライバーが持ち味の渡辺は16年大会で米ツアー11勝のレキシー・トンプソン(米国)と優勝を争い、その経験談を聞いた。今季初の国内メジャーで渡辺ら実力者としのぎを削る舞台へ、18歳は「本当にすごい」と気持ちを高めた。
オーガスタ女子アマ(5位、3月29日~4月1日)、シェブロン選手権(予選落ち)を経て参戦する今季国内ツアー2戦目。「メジャーの大きな大会で自分の力を発揮できるように頑張りたい。予選通過をしっかりしたい」と言葉に力を込めた。米国遠征では男子の世界最高峰、マスターズも観戦し「スーパーショットを目の前で見られた」と刺激を受けた。
4月25日に18歳になった。誕生日は「家族でおすしを食べました」。現状、ショットは本調子ではないというが「あと一日半あるので、いい調子に持っていけるように」と見据えた。フルスイングを控え、ハーフスイングを挟みながらの調整法で向上を図る。
ワールドレディスサロンパスカップは9年前に会場で観戦。「今、実際に出場できるのが不思議な感じ」と今度は自身が観客を沸かせる側となる。3月には昨年夏と比べ、体重が8キロ回復したと明かした。調子が戻れば、平均飛距離約270ヤードの持ち前のパワフルなプレーが見られそうだ。
今週は今季すでに2勝を挙げる照井浩二キャディーとのコンビで「(助言も)たくさんいただいた」とコース攻略を描く。大会のアマ最高位は13年リディア・コ(ニュージーランド)、19年吉田優利の4位。「難しいコンディションなので耐えて、あきらめずにバーディーを取れるように」と活躍を誓った。
(岩原 正幸)