岩井明愛、通算8アンダーで首位キープ!妹・千怜と同組も「自分に集中」ツアー2組目の姉妹複数回V挑む


通算8アンダーで首位を守った岩井明愛(カメラ・渡辺 了文)

通算8アンダーで首位を守った岩井明愛(カメラ・渡辺 了文)

◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第2日(13日、福岡CC和白C、6299ヤード、パー72)

 ツアー1勝の岩井明愛(あきえ、20)=ホンダ=が3バーディー、2ボギーの71と粘り、通算8アンダーで首位をキープした。4月のKKT杯バンテリンレディスに続く2勝目なら、この日同じ最終組でプレーした双子の妹で通算2勝の千怜(ちさと、20)=ホンダ=と勝利数で並び、堀奈津佳&琴音(ともに2勝)以来、史上2組目の“複数回V姉妹”が誕生する。

 岩井明は最終18番パー5、第3打を1メートル強に運んでバーディーで締めた。「後半に雨も風も強くなったけど、アンダーで回れて良かった」。1打差の単独首位から出て悪天候の中、71と粘った。青木、申ジエと3人が並ぶ首位を守り、完全優勝に王手をかけた。

 この日は妹の千怜と最終組でプレー。2人は同じ車でコース入りし、朝食も一緒に食べたが「ゴルフの話はしなかったけど、何か不思議ですよね」と笑った。ラウンド中もお互いに話す場面はなく「意識することなく他の選手と同じように。大事な一日なので自分に集中した」と振り返った。同組の福田真未(30)は「私も双子なんです。2人とも話さないから、普段通りに一人一人と話して」と雰囲気を明かした。

 4月以来となる2勝目のチャンス。明愛が勝てば、ともに2勝の堀奈津佳(13年V)・琴音(21、22年V)姉妹以来、ツアーで2組目の姉妹で複数回Vの達成だ。「(2勝目は)あまり気にせず、明日も楽しんでできれば」。持ち前のハツラツとしたプレーで、頂点をつかみ取る。(岩原 正幸)

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