腰痛で棄権を覚悟も 川崎春花が圧巻の7連続バーディーで63 7位浮上…リゾートトラストレディス第3R


9番、ティーショットを放つ川崎春花(カメラ・中島 傑)

9番、ティーショットを放つ川崎春花(カメラ・中島 傑)

◆女子プロゴルフツアー リゾートトラストレディス 第3日(27日、静岡・グランディ浜名湖GC、6500ヤード、パー72)

 46位から出たツアー通算2勝で、20歳の川崎春花(村田製作所)が10バーディー、1ボギーの63をマークし、通算10アンダーで7位に急浮上した。26日に岩井千怜(ちさと、ホンダ)が記録した大会コースレコード(64)を、わずか1日で更新した。これまでの自身のベストスコアも1打塗り替えた。

 出だしの10番で4メートルを沈めバーディー発進すると、16、17番と連続で伸ばした。後半に入ると1番で3メートルのバーディーから、7番で7メートルを沈めるまで自身初の7連続バーディーで一気に上位戦線に浮上した。諸見里しのぶ、成田美寿々が持つツアー記録の8連続バーディーには届かなかったが、ムービングデーの主役となった。

 第2ラウンド(26日)の後半からスイングのフィニッシュをほどく際に腰に痛みが出てきた。この日の朝も棄権を覚悟したという。「頑張って完走しよう」という思いでのラウンドだったが、10番のバーディー発進で気持ちが楽になった。「キャディーさんと薬以上の特効薬だね」と、談笑するなどリラックスしてプレーした。

 終盤の8番で3パットのボギーを喫した。「最後の方に痛みが出てきた。今日は練習せずケアに行く」と話し、最終日に向けコンディションを整える。フルスイングはできないが、表情は明るい。バーディーの“特効薬”でよみがえった川崎が、最終日も奮闘する。

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