◆男子プロゴルフツアー メジャー初戦 BMWツアー選手権森ビル杯 プロアマ(31日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7430ヤード、パー71)
今大会コースセッティング担当の田島創志氏が会見に臨み「距離を伸ばし、高いドライバーの精度が必要。JGTO(日本ゴルフツアー機構)にしかできないメジャートーナメントのセッティング」と話した。「海外で戦うにふさわしい選手を輩出できる距離設定」とし昨年からトータル43ヤード延長。“名物”15番パー5は、右サイドの木を切り一番後ろのティーを使うことにより、23ヤード伸ばし638ヤードとなった。会見に同席した、現在賞金ランク1位の蝉川泰果(フリー)は「モンスターコース」と表現するほどだ。
アマ時代に同コースをラウンドした経験のある蝉川。高校1年生の時は「88」で回るほどの難しさだった。「ティーショットの精度が求められる。グリーンがすごく難しい」というイメージを持っている。今季はPGAツアー3試合も経験。15番は「2オンも厳しい。フォローの風が吹いていればいけるかも」と攻略法を探っていた。
昨年覇者の比嘉一貴(フリー)は今週、米ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」に出場。JGTO青木功会長は「この大会を足がかりに、世界に羽ばたいてほしい」と欧米で活躍する選手の輩出に期待を寄せた。