濃霧で中断ホールアウト3人だけ…最終日は27ホール決着とセカンドカット実施で異例ずくめの短縮勝負に


富士山を横目に1番ティーショットを放つ安田祐香(カメラ・今西 淳)

富士山を横目に1番ティーショットを放つ安田祐香(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー リシャール・ミル ヨネックスレディス 第1日(3日、静岡・朝霧ジャンボリーGC=6687ヤード、パー72)

 悪天候で2日の競技が中止となり、3日に順延された第1ラウンド(R)はコースコンディション不良で4時間30分遅れの正午に始まったが、午後5時19分に濃霧のため中断した。ホールアウトした選手は3人だけ。競技成立のため、27ホール決着とセカンドカット(決勝進出者の削減)が実施されることが決まった。16ホールを消化した阿部未悠(22)=ミネベアミツミ=が7アンダーで暫定首位。

 例年、新潟で行われている今大会は静岡・朝霧高原で特別開催となったが、地名の通り、霧の影響で大会進行が大きく乱れた。2日は荒天のため中止。3日正午にようやく始まったが、濃霧のために中断した。暫定首位の阿部は「160ヤード先がやっと見えるくらいでした」と振り返った。

 予備日はなく最終日(4日)だけを残して、まだ104人が第1Rを未消化。競技成立の条件の18ホール+同一9ホールの計27ホールを消化するため、最終日(4日)はセカンドカットを実施した上で27ホールの短縮競技とすることが発表された。決勝R進出者の人数は状況次第で決まり、最少人数は30位タイまで。異例ずくめの少人数の短縮勝負となる。

 最終日は午前6時30分から第1R未消化分が再開予定だが、朝霧ジャンボリーGCの近隣ホテルのスタッフによると「この時期、朝に霧が出ることが多い」という。勝負の行方は“五里霧中”だ。(竹内 達朗)

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