攻めの丸尾怜央、安定感の佐藤快斗で日本男子首位発進 丸尾「通算20アンダーいければ」


個人トップの65でプレーした丸尾怜央(大会提供)

個人トップの65でプレーした丸尾怜央(大会提供)

◆報知新聞社後援 2023トヨタジュニアゴルフワールドカップ第1日(20日、愛知・中京GC石野C)

 29回目を迎えるジュニアゴルフの国別対抗世界選手権が開幕。6大会ぶり5度目制覇を狙う男子は7打差の首位発進を決めた。丸尾怜央(16)=日章学園高2年=、佐藤快斗(17)=埼玉栄高3年=が個人トップの65で貢献。日本女子アマ選手権覇者・飯島早織(18)=ルネサンス高3年=、荒木優奈(18)=日章学園高3年=、馬場咲希(18)=代々木高3年=の女子も首位でスタートした。

 攻めの丸尾と安定感の佐藤が引っ張った。ともに6バーディー、ボギーなし。積極的にピンを攻め、バーディーを量産した、ショットが自慢の丸尾は「もっとスコアを伸ばせるところと、逆に危なかったところもあった。何とかうまくまとめた」。団体、個人の2冠を狙い、「通算20アンダーにいければ」と意気込んだ。

 佐藤はグリーンを外しても危なげなくプレー。「だいたいチャンスだったので、もっといけた。ロング(パー5)が1つしか取れなかったので、もったいない」。初日の反省を生かし、さらにスコアを伸ばすと気合。2位に7打差の好発進を決めた団結力を佐藤は「(メンバーは)前から知っていて、仲がいい」と語った。15年大会以来の優勝へ“ONE TEAM”で挑む。(富張 萌黄)

 ◆アマ日本女王・飯島、パット好調

 アマチュア日本一の飯島が、苦手なグリーン上を克服した。10番で12メートルのバーディーパットを沈め、幸先良くスタート。15番で10メートル、後半の4番でも7メートルと難しいパットも次々と決めた。「ビッグスコアが出たのはパターが入ってくれたから」と明るい表情で振り返った。荒木はメンバーに「安心感」を持ち、気負いすぎずにチームを引っ張った。「ベストをつくして一打を大切にしたい」と残り3日間も集中して臨む。

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