通算１０アンダーの首位でホールアウトした岩井明愛は、同組の申ジエと抱き合い健闘をたたえ合った（カメラ・今西 淳）
◆女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 第３日（２４日、千葉・カメリアヒルズＣＣ＝６６５０ヤード、パー７２）
双子の岩井姉妹の姉・明愛（あきえ）は４バーディー、２ボギーの７０で回り、通算１０アンダーで２位から首位に浮上。今季４勝の山下美夢有、サイ・ペイイン（台湾）と並んだ。
４月のＫＫＴ杯バンテリンレディス以来の通算２勝目を狙う明愛は、ティーが前方に出た２番パー４で痛恨の池ポチャからボギーもあり「乗ればチャンスだったが、ミスしてしまった。３ウッドで当たりが薄かった」と悔やんだ。それでも、最終１８番パー５では第３打を２・５メートルにつけるバーディーで「一つでも多く伸ばしたかった」と振り返った。
最終日は２週連続で山下との最終組。前週のニチレイレディスでは３打及ばず２位に敗れたが、「あまり気にしていない。本当に自分のプレーをするだけ」と自身に言い聞かせるように話した。
妹の千怜（ちさと）は８位から出て５バーディー、１ボギーの６８とスコアを伸ばし、稲見萌寧、申ジエ（韓国）らと並び、１打差の９アンダー４位に浮上した。
この日は１番でボギー発進も、２番からは快調にバーディーを５つ重ね、巻き返した。２週前の宮里藍サントリーレディスで通算４勝目。前週も３位と、毎週のように山下らとの優勝争いに加わり、実力を示す。
千怜は「やっぱり楽しい。美夢有さんもそうですけど、毎週頑張っている選手もいるし、その人たちの背中を追って私も負けじと頑張ろうという気持ちにさせてもらっている」とライバルの存在に感謝した。