仁井優花、幸運のシンボル「ユニコーン」パワーで4位浮上 ヤーデージブックには自身で描いたイラスト


18番ティーショットを放つ仁井優花

18番ティーショットを放つ仁井優花

◆女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 第3日(24日、千葉・カメリアヒルズCC=6650ヤード、パー72)

 ツアー参戦2年目の仁井優花(20)=エレコム=が22位から出て、1イーグル、6バーディー、2ボギーで、この日最少&ツアー自己ベストスコアの66。通算9アンダーで首位と1打差4位に浮上した。絵を描くことが得意で幸運のシンボル「ユニコーン」をヤーデージブックにプリントし、初優勝で史上最高額5400万円の賞金をつかむ。岩井明愛(あきえ、20)=ホンダ=、山下美夢有(みゆう、21)=加賀電子=ら3人が10アンダーの首位。

 仁井は7番パー4(331ヤード)で残り83ヤードからの第2打をウェッジでカップに入れ、イーグルを奪って勢いに乗った。自己ベストを1打更新する66で、22位から1差4位にジャンプアップ。「あまりスコアは気にせず、集中してできた」。高額賞金大会で初優勝のチャンスが訪れた。

 息抜きに絵を描くことが好きで「手先は器用だと思う」と明かす。ヤーデージブックには自身がiPadで描いたというユニコーンのイラストを入れて戦う。米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が「唯一無二の存在」として米メディアから「ユニコーン」と呼ばれ、幸運のシンボルとも言われている。先日は1学年上の仲良しで、今季4勝と好調な山下と大阪ですし店に行き、勝ち運に触発された。

 今季開幕前は約240万円する弾道測定器を“先行投資”で購入。同学年の岩井姉妹ら若手が台頭するツアーで「私も、という思いはある」。ユニコーン効果で優勝賞金5400万円ゲットに挑む。(岩原 正幸)

 ◆仁井 優花(にい・ゆうか)2002年10月8日、東大阪市生まれ。20歳。6歳からゴルフを始める。大院大高では、ツアー通算2勝の川崎春花の1学年先輩。2度目の挑戦となった21年11月のプロテストに合格。今季はQTランク16位、リランキング9位の資格で出場。トップ10入り2回でポイントランク37位。ドライバーの平均飛距離240ヤード。得意クラブはアイアン。163センチ。

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