松山英樹「自分がやりたいことに近づいている」 65で15位浮上 パー4イーグルも


◆米男子プロゴルフツアー トラベラーズ選手権 第3日(24日、米コネティカット州TPCリバーハイランズ=6852ヤード、パー70)

 22位で出た松山英樹(LEXUS)は1イーグル、5バーディー、2ボギーの65をマークし、通算12アンダー15位に浮上した。64で回ったキーガン・ブラッドリー(米国)が21アンダーで単独首位。

 松山はホールアウト後に中継局のインタビューに応じ、「13番までは自分がやりたいことに近づいているという実感がありながらのプレーだった。ただ14番から後のプレーというのは昨日までに後戻りしたというか。特にパッティングが15番のバーディーパットからおかしくなったので、ちょっと悔しい」と振り返った。

 1番でピン下3メートル、2番でピン上2メートル半の下りを沈めて連続バーディー発進。3番はボギーとしたが、7番パー4で残り147ヤードの第2打をカップに放り込むイーグルを奪い大歓声を浴びた。早藤将太キャディーとハイタッチし、笑顔。グリーン回りで観戦していた少年に向かって、ボールを優しく放った。

 フェアウェーキープ率85・71%(全体7位)、パーオン率83・33%(同14位)だったショットに関しては「昨日よりは良くなっているレベル。自信を持ってこの距離感で打っていいのかというのも微妙なところがあった。それでも先週から比べても進歩しているので、明日は今日と同じようにできればなと思っている」と話した。

 「少し兆しが見えてきたか?」と問われると、「毎週そんなことを言っているけど、最終日にガタガタと行っちゃうので。明日もいいプレーができるようにしたい」と苦笑い。つかみかけている感触を体に染みこませ、初出場の大会で上位に食い込む。

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