畑岡奈紗が66の猛チャージで1打差の単独首位で初メジャー制覇に王手・・・全米女子オープン第3R終了


畑岡奈紗

畑岡奈紗

◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー第3戦 全米女子オープン 第3日(8日、ペブルビーチGL=6509ヤード、パー72)、賞金総額1100万ドル(約15億6200万円)、優勝賞金200万ドル(約2億8400万円)、参加74人(うちアマ4)

 【モントレー(米カリフォルニア州)=岩原正幸】快晴で強い海風の中、第3ラウンドが終了した。6打差の5位から出た畑岡奈紗(アビームコンサルティング)がショット、パットともにかみ合い6バーディー、ボギーなしの66をマーク。この日のベストスコアをたたき出して、通算7アンダーで1打差の単独首位に浮上し、初メジャー制覇に王手を掛けた。アリセン・コーパズ(米国)が1打差の2位で、畑岡と2人での最終日最終組となった。

 メジャー1勝のキム・ヒョージュ(韓国)、べイリー・ターディー(米国)が4アンダーの3位。日本ツアー30勝の申ジエ(韓国)が70で回り、2アンダーの5位に浮上した。米ツアー1勝の古江彩佳(富士通)は1バーディー、2ボギーの73で回って、連覇を狙うミンジー・リー(オーストラリア)らとともに1オーバーの9位につけた。

 メジャー最多11人が決勝ラウンドに進んだ日本勢は、初出場の木下彩(長府製作所)が4バーディー、3ボギーの71で回り、4オーバーの19位。21年大会覇者の笹生優花(フリー)は75で6オーバーの38位となった。

 西郷真央(島津製作所)は1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの76で回り、7オーバーの45位。初メジャーの岩井千怜(ちさと、ホンダ)は4バーディー、6ボギーの74で回り、8オーバーの50位となった。

 三ケ島かな(ランテック)は79で10オーバーの60位。ともに初メジャーの川崎春花(村田製作所)と佐藤心結(ニトリ)、野村敏京(フリー)は12オーバーの66位に並んだ。この日79だった勝みなみ(明治安田生命)は70位となった。

 畑岡は、1977年全米女子プロ選手権の樋口久子、2019年AIG全英女子オープンの渋野日向子、21年全米女子オープンの笹生優花に続く日本女子4人目のメジャー制覇に挑む。

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