◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 最終日(30日、北海道・恵庭CC=7441ヤード、パー72)
1打差の首位で出た平田憲聖が5バーディー、4ボギーの71で回り通算11アンダーで逃げ切った。初日からトップを譲らない完全優勝で5月のミズノオープンに続くツアー2勝目&メジャー初優勝を達成。22歳246日での日本プロ制覇は、1973年のツアー制施行後で最年少となった(大会最年少優勝者は1928年浅見緑蔵の20歳102日)。
平田は1番でバーディー発進も、6、7番で連続ボギー。3人が首位に並んで迎えた9番のボギーで2打差の3位に後退した。だが、初日から3日目までいずれも3アンダーと伸ばしていた得意のインコース(10~18番)で本領を発揮。12番バーディーでトップと1打差に迫ると、14番でロングパットを決め、同じ最終組の上井邦浩を逆転した。15、17番でもバーディーを重ね、18番で第1打を右に曲げてボギーも71と粘った。
70の金谷拓実、68の蟬川泰果が2打差の9アンダー2位。H・W・リュー(韓国)が8アンダー4位。
中島啓太は70、石川遼は4バーディー、1ボギーの69、石坂友宏が67で回り、黄重坤(韓国)と並んで7アンダーの5位となった。上井邦浩は75で、稲森佑貴とともに6アンダーの9位だった。
◆平田 憲聖(ひらた・けんせい)2000年11月26日、大阪・吹田市生まれ。22歳。祖父の影響で7歳からクラブを握り、12歳で本格的にゴルフを始める。大阪学院大3年時の21年、日本学生選手権で優勝。同年12月にプロ転向。昨年は賞金ランク58位でシード獲得。今年5月のミズノオープンで初優勝。得意クラブはサンドウェッジ。170センチ、70キロ。家族は両親、姉。