仁井優花、5バーディー67で3差3位発進 大好きサウナで疲労回復、スコアもととのった


1番でティーショットを放つ仁井優花(カメラ・今西 淳)

1番でティーショットを放つ仁井優花(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 北海道meijiカップ 第1日(4日、札幌国際CC島松C=6593ヤード、パー72)

 ツアー初優勝を狙う2年目の仁井優花(20)=エレコム=が5バーディー、ボギーなしの67で首位と3打差の3位の好スタートを切った。地元の北海道・北広島市出身の小祝さくら(25)=ニトリ=が8アンダー、64で単独首位。腰の手術から3か月ぶり復帰の原英莉花(24)=NIPPON EXPRESSホールディングス=は1アンダー、71で49位のスタートとなった。

 仁井が3連続バーディー締めで、一気に順位を上げた。10番スタートのこの日、前半のバーディーは11番のみ。「パーオン率が悪く、あまり乗らずしのいだ」と前半9ホールのパット数は11。「乗らなくても焦らず、チャンスについたら取る」と冷静だった。1つ伸ばして7番で2メートル、8番、9番で1・5メートルとチャンスにつけ、言葉通りにバーディーを量産し、好発進を決めた。

 直近2試合は福岡、兵庫と酷暑の中でのプレーが続いた。今週の北海道でも蒸し暑く「練習ラウンドの時は疲れていた」と明かした。回復の要因は3日に行ったサウナだ。「めっちゃ行く」と言うほどのサウナー。友人に入り方を教えてもらい、温浴と水風呂を繰り返し、多幸感をもたらす「ととのう」ことに魅力を感じた。かき氷店巡りにもはまっていて2日には、予約必須の人気店に足を運び涼を求めた。

 初日が鍵となる3日間大会で上々のスタート。「感覚を忘れていたが、明日もノーボギーを目指して頑張りたい」。サウナとかき氷で「ととのった」仁井が、初優勝へ残り2日間で逆転を狙う。(富張 萌黄)

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