国内男子プロゴルフツアー今季最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(11月30~12月3日・東京よみうりCC=報知新聞社主催)の概要発表会見が10日、開催コースの東京よみうりCCで行われた。
3連覇がかかる谷原秀人(国際スポーツ振興協会)がビデオメッセージを寄せ、「相当難しいと思うが、皆さんに期待していただいているところもあると思うので、精いっぱい優勝争いできるように頑張っていきたい」と、2010~12年の藤田寛之以来となる偉業達成へ意欲を見せた。
4打差5位から逆転優勝した昨年大会を「本当に神がかっていた」と振り返った。コースの印象については「難しい。風も難しいし、グリーンは傾斜もスピードも難しい。一日だけビッグスコアを出しても続かないこともある。ちょっとずつ無理をせずに伸ばして行くのがベストなのかなと思っている」と話した。
今季すでに6月のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品、9月のANAオープンと2勝を挙げている44歳は「調子はまあまあ。大きな波がなくやれている」。好調を維持したまま、シーズン終盤戦へ向かう。
今年の日本シリーズJTカップは第60回記念大会となる。「歴史ある大会で3連覇を狙える位置にいることは誇らしい。出場するだけでも選手にとって、すごくステータスがある大会。30人という限られた人数の中で、優勝を目指してプレーするというのは楽しみでしかない」。3連覇という11年ぶり2人目の快挙に挑む。