桜井心那が自己ベスト63をマークし通算12アンダーで首位に 9日にはTDLでリフレッシュ「1年分笑った」


12番でバーディーを決め拍手に応える桜井心那(カメラ・今西  淳)

12番でバーディーを決め拍手に応える桜井心那(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 富士通レディース 第2日(14日、千葉・セブンハンドレッドC=6697ヤード、パー72)

 首位と3打差の15位から出た19歳の桜井心那(ここな、ニトリ)が9バーディー、ボギーなしと自己ベストに並ぶ63をマーク。通算12アンダーとし、単独首位に浮上した。今季は7月の資生堂レディスでの初優勝を含め、3勝を挙げている。10代での4勝達成なら、宮里藍、畑岡奈紗に次ぐ3人目の快挙となる。

 前半で3つ伸ばすと、10番から4連続バーディーなどで、この日ベストの63をマーク。一気にリーダーボードの一番上に名前がともった。15日は雨予報で、競技中止となれば第2ラウンドまでの成績が最終順位となる。「頑張りたいなと思っていた」と目標通りの順位でこの日を終えた。

 上位の選手を見ると、桜井を始め、岩井千怜(ちさと)、竹田麗央(りお)など平均飛距離250ヤード超えの飛ばし屋も多い。「今日はフェアウェーキープできたので、セカンドをウエッジとかで打てたのが、昨日よりは多かった」と利点を実感している。前週からアドレスの構えを修正し、5ヤード落ちていた飛距離も戻り、好成績につなげている。

 大会直前の9日には、吉田弓美子と東京ディズニーランドに行きリフレッシュ。おそろいのカチューシャをつけるなど「1年分笑った」と充実した時間を過ごした。英気を養い、スイングにも手応えをつかむ桜井が快挙へ向け、最終日に挑む。

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