石川遼17位発進「ある意味モンスターたちが集まっている」中で米ツアー初V目指す


7番ティーショットを放つ石川遼(カメラ・今西 淳)

7番ティーショットを放つ石川遼(カメラ・今西 淳)

◆米男子プロゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ 第1日(19日、千葉・アコーディア習志野CC=7079ヤード、パー70)

 2021年大会覇者で2か月ぶりに実戦に復帰した松山英樹(31)=LEXUS=は1イーグル、2バーディー、3ボギーの1アンダー69で回り、首位と5打差の26位でスタートした。石川遼(32)=カシオ=は68で17位。

 石川が米ツアー初Vへ怪物に立ち向かう。10、11番といずれも3メートルのパーパットを沈め、耐える展開でスタート。14番でバーディー先行とすると、後半に入り1、3番と伸ばした。「8アイアンでベタピンについたところも2回くらいあった。自分の理想としているゴルフではなかったが、これもゴルフ」と切り替えた。

 開幕前の目標は1日4アンダー。2打及ばなかったものの「ビッグスコアは簡単には出ないかなと思っていた」と納得した。

 ともに回ったバティア(米国)はこの日の平均飛距離が345ヤード。自身より44ヤードも先に飛ばしていたが、気にせず自分のゴルフに徹した。その海外勢のプレーを観戦するギャラリーの心情を「動物園に行く感覚」と表現した。「普段ライオンとか虎とか見られないけど、見たいと思ったら(動物園に)行く。お目当ての動物がいたら、写真を撮りたくなる感覚。ある意味モンスターたちが集まっている」。“モンスター・ハンター”となり悲願の米ツアー制覇を目指す。(富張 萌黄)

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