松山英樹「9年前にも勝ったし、もう一回勝ちたい大会」 4年ぶり日本ツアー ダンロップフェニックス


松山英樹(カメラ・渡辺 了文)

松山英樹(カメラ・渡辺 了文)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 練習日(14日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)

 4年ぶりに日本ツアーに出場する2014年大会覇者の松山英樹(LEXUS)が、会見に出席。「9年前にも勝ったし、もう1回勝ちたい大会。日本ツアーも4年ぶりなので勝ちたいなと思う」と、第50回記念大会制覇へ意欲を見せた。

 この日は午前8時8分から東北福祉大の後輩の比嘉一貴、杉原大河、竹安俊也とアウト9ホールをラウンド。「グリーン回りとティーショットが大事になってくる。そこを重点的にやってきた」。談笑しながらリラックスムードでホールを重ねていった。

 1か月前の日本開催の米ツアーZOZOチャンピオンシップは51位に終わり「やさぐれていた」と苦笑い。日本に残り調整を続けたが、大会後に10日近く風邪で体調を崩した。「練習も最初の方は全然できていなかったが、少しずついい状態になりそうな部分もある」という。前戦と比べて「今の方が不安はあるけど、今の方が良くなるんじゃないかなという期待感がある」。そう話す笑顔が頼もしく映る。

 主催の住友ゴム工業(ダンロップ)と契約を結ぶホストプロでもある。「これまでの歴史を見てもすごい選手が勝っている。もう一度そこに自分の名を刻みたいと思うし、スポンサーをしていただいている大会でもあるので、日頃の恩返しがしたい」と力を込めた。

 前日の13日はインコース9ホールをラウンドした。「チキン南蛮を食べました」と、宮崎名物に舌鼓を打つことも忘れない。「しっかりといいプレーをすれば上位にいけると思う。それに向けて準備をして、日曜日にいい思いをできるようにしたい」。予選ラウンドは今年の全米オープンを制したウィンダム・クラーク、全米プロ優勝のブルックス・ケプカ(ともに米国)と同組。最終日まで、記念大会の主役を張る。

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